児童養護施設でケンカした場合の処罰
施設でケンカ
問題児を抱える親御さんへ
・非行
・いじめ
・不登校
・ひきこもり
・家庭内暴力
これらの問題を
２千人件以上も
次々に解決した凄い人。
それが伊藤さん！
・誰にも相談できない
・誰に相談しても解決しない
そんな親御さんの救世主と言われる伊藤さん！
しかし、中学３年生になって３ヶ月ほど経った頃、児童養護施設の先生から自宅に電話がありました。
その電話の内容は、太郎を児童養護施設から子供家庭センターに移して、１週間ほど預けるというものでした。
その理由は、同じ施設内のＡ君(中３の男の子)を殴り倒したからということでした。
結局、ケンカをしたから…ということなのですが、太郎がケンカをしたときの経緯は、下記のような感じだったようです。
①盗まれたと思った
Ｂ君の机の上に、自分(太郎)しか持っていないハズのモノが置いてあったので、Ｂ君に盗まれたと思った。
②そのままにしておいた
太郎は、自分のモノだとは思ったが、それを持ち帰ると、逆に自分が盗んだと言われるかも知れないと思い、そのままにしておいた。
③別のモノを盗んで捨てた
太郎は、自分のモノが盗まれたと思い込んでいたため、腹の虫が治まらなかったようで、Ｂ君の持ち物を盗んで、それを川に捨てた。そのとき、施設の同い年の友達数人が一緒だったらしいが、太郎がそのようなことをしたことは、暗黙の了解でみんな黙っていた。
④チクられた
しかし、数日後、太郎のしたことを見ていたＡ君は、太郎がやったことをＢ君に告白した。
⑤チクった相手を殴った
それを知った太郎は、Ａ君がチクったということで、Ａ君をボコボコに殴り倒した。
児童養護施設の先生は、太郎に「殴り続けている間、これ以上殴ると危険かも知れない」だとか、「殴っている最中に何か感じることはなかったか」と聞くと、太郎は「何も感じなかった」と答えたので、その辺りの太郎の感覚は怖いなと思いました…と話していました。
しかし、興奮して殴っていれば、自分を見失っていたでしょうし、先生にそう聞かれると、反発心から、心にもないことを言ってしまったのかも知れないですから、本当の所は分かりません。決して、太郎を擁護するつもりは全くないのですが…。
いずれにしても、その電話では太郎と話しをさせてもらうことは出来なかったので、太郎がどのように考えているのかは分かりませんでした。
という訳で、太郎は、児童養護施設から子供家庭センターに移され、子供家庭センター内の個室に１週間閉じ込められて、そこで反省させられることになりました。
１人になって、自分がやったことをよく考えろということなのでしょうね。ケンカをした子供に、そのような方法で反省を促すことが、良い方法なのかどうかは私には分かりませんが…。
ただ、学校に行かずに済むので、ヒマを持て余すかも知れないですけど、太郎にしてみれば、１人で気楽だなぁ～と思うだけのようにも思えました。
なお、太郎が殴った相手は、軽い打撲で全治１週間ということでした。私は、太郎が捨てたモノの弁償と治療費の支払いをしなければと思ったのですが、それは太郎が個室から出てからの話ということで、そのときの電話では、そのことについての話はしませんでした。
そして、１週間ほど経った頃、家庭子どもセンターから電話があり、とりあえず太郎は反省しているということで、児童養護施設に戻すことにしたということでした。
その電話があったとき、「太郎と電話で話をさせてもらえますか？」と尋ねた所、太郎と話しをする前に、夫婦で家庭子どもセンターに来て、担当者と話をして欲しいということでした。具体的に、どのような話しをするということは、その電話では教えてもらえませんでしたが…。
太郎が殴った相手の親は、自分の子供が太郎い殴られたことを警察に届けたので、傷害事件ということになりましたし、それ以前に、相手の親に謝罪をしたり治療費を支払ったりしないといけないと思っていましたので、それに関する話と、太郎の現在の状況や今後の進路についての話などがあるのかなと勝手な想像をして、そのときはそれ以上何も聞かずに受話器を置きました。
そして、しばらくして私は児童養護施設へ行き、担当者と話しをしました。話の内容は概ね下記のような感じでした。
- ケガをさせた相手の親に対しては、児童養護施設の先生が対処したので、私たち夫婦は直接謝罪に行かなくても良い。
- 治療費は、児童養護施設から出したので、私たち夫婦が支払う必要はない。
- 今後の進路のことについては、児童養護施設の先生や中学校の担任と話をして欲しい。
結局、大した話はありませんでした。要は、肝心な所は児童養護施設の先生と話をして欲しいということでしたので、あまり収穫はありませんでした。
問題児を抱える親御さんへ
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